朗読するときの声色

ブログ記事 朗読するときの声色
記事内容 地の文(会話以外の説明や叙述)と、登場人物や動物の科白。
 
交互であったり、多種多様な登場キャラがあったりすると、読書をしていて、筋についていくのがはかどらず、苦労することがありますね。
ただ、自分のペースで読む『黙読』であれば、文章を行きつ戻りつして、何度でも読み返すことができるので、いずれ解決も可能です。
 
 
ところが、朗読の聞き手の場合、そうは行きません。
 
地語り→キャラA科白→キャラB科白→地語り
 
のような場面で、読み手がずっと同じ調子だったら、聞き手はかなり混乱しますね。
そして、一度混乱してしまったら、あっと言う間に物語の世界から放り出されてしまいます。
 
 
皆さんは気をつけて朗読していますか?

また、解決する方法を、思いつきますか?
 
 
声だけの一人語りの話芸、という点で一致する『落語』では、女房、棟梁、子供など、一人で何人も演じ分けていますが、案外、声色はあまり変えていません。
(個人差はあります)
 
落語には、「上下をふる(かみしもをふる)=左右を見て向かい合っているかのように会話をする」という芸当があります。
書籍に目を落として読み進める朗読とは、そこが大きく異なりますが、それでもしかし、落語は目で見ず録音だけを聴いている時でも、しっかり話を把握できるように仕込まれています。
 
すると、聞き手の混乱を防ぐための術は、「上下をふる」以外にも方法がありそうですよね???
 
私が思うに、噺家さんは、「性格」を設定して声の出し方のムードを変えているのです。
 
口を尖らせている、甘えん坊の男の子
亭主のだらしなさに、やきもきする気の強い奥さん
腕っ節が良くて、度量のある棟梁
 
などなど、それぞれに、性格を吹き込み、その人のムードが醸し出される喋り方の速度、声の大きさ、語尾のディテール、などを施しているのですね。
 
声の出し方を変える、と言うのは、作った声色を出す、無理に自身とは異性の声(女が男声、男が女声)を出す、ということだけでもないのだと気付かされます。
 
作品中、さまざまなキャラが登場し、話に奥行きがつくられます。
 
清楚な人
あわてんぼうな人
ひねくれた人
おおらかな人
ギスギスした人
ずるい人
 
、、、、、、などなど、キャラクターの持ち味をうまく突き止めましょう。
そうすれば、自然にその性質を加味したムードで読みたくなるのではないでしょうか。
 
物語には性格の無いキャラクターは一人(一頭)も登場しませんから、よく読み込めば必ず突き止めることができるはずです。
 
「性格」と「性格」
が織りなすのが
「会話」
とも言えるし、
「性格」と「環境(地)」

「物語」

織りなしていくのではないでしょうか。
 
性格の見えて来る「会話」
コレ、大事です!
 
 
大事にする。
それには、作品を深く読み込むということが、なにより重要ですね。
 
より深く物語性を掘り下げる
 
朗読する方には、必ずこの癖をまず最初につけて頂きたいと思うのです。
技術はそこから先のステップです。
 
 
練習してみてください↓(自由にプリントしてください)
●銀河鉄道の夜(宮沢賢治)より
「地の文」「母親」「ジョバンニ」の読み分け
あなたは、この二人をどのような性格と設定しつつ読むのでしょうか??
キャラ作り、楽しんでください!
 
 

 
 

 
 
 
 

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